（略）

「歴史上の人物に関する評価には様々なものがあります。とりわけ、本能寺の変の実行者である明智光秀については、日本史上最悪の『裏切り者』といったレッテルが貼られています。他方、明智光秀が領地としていた丹波地方の人々は今でも明智光秀を『名君』と称えています」

見方によって様々な評価があるのが、歴史の面白いところだ。では、「悪人」のレッテルを貼ることは、法的に問題ないのだろうか。

「通常の感覚からすれば、刑法上の問題が出てくるはずがないと思うでしょう。しかし、刑法230条2項には少し変わった規定があります。それは『死者の名誉毀損罪』です。

『死者の名誉を毀損した者は、虚偽の事実を摘示することによってした場合でなければ、罰しない』

このように定められています。逆にいうと、虚偽の事実を示して、死者の名誉を毀損した場合は、罰せられる可能性があるということです。これは、死者の名誉を保護する規定であり、死後においても正当な評価をおとしめられないよう、利益を保護するものです」

では、明智光秀の場合はどうなるのだろうか。

「明智光秀が『悪人』と書かれたとしても、社会が一般的に『謀反人』という評価を与えているわけですから、『虚偽の事実』を示したとは言えないと思います。刑法上、処罰の対象にするのは難しいでしょう」

なるほど、本能寺の変で謀反を起こしたこと自体は史実とされているから、名誉毀損とはいえないようだ。ただ、子孫は「謀反人の一族だ」と言われることを我慢し続けないといけないのだろうか。

「刑事上の責任とは別に、『社会的に受忍の限度を越えて』いるような内容の記事を書かれた場合、遺族の名誉侵害として、不法行為に基づく損害賠償請求が認められる可能性はあります。今後、このような問題も出てくるのではないかと思います」

本人ではなく、子孫に関しては、別の法的問題が生じる可能性があるようだ。歴史上の人物の評価は時とともに変化するものだが、はたして、明智光秀が見直される日は来るのだろうか。


ソース
http://news.nicovideo.jp/watch/nw1190475

元スレ
http://uni.open2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1407926627/

誰、又はどの組織にとっての裏切り者なのか、後は其れを論じている時の社会通念で変わりますね。

負ければ賊軍だからねえ

日本史の場合、わかりやすい悪党が居ないからな

万人恐怖と言われた足利義教とかどうなんだろ？

アニメの戦国BASARAでは大谷吉継が悪人っぽいけど

>子孫は「謀反人の一族だ」と言われることを我慢し続けないといけないのだろうか。

貞女細川ガラシャの一族でもあるぞ

明智さんは悪くないよ。
宣教師に騙されただけ。

足利家の命を無視し、足利家を追い出して権力を手に入れた信長、
織田家の家臣でありながら、政権を手中にいれた秀吉、
豊臣家の一大名にすぎなかったが、幕府を立ち上げた家康

これら全員、裏切り者。

最近は突発的な暴走だった説が有力だけど
それを「是非も無し」で受け止めちゃった信長はやっぱりすごい人なんじゃないだろうか

昔のひとの悪人の定義は何だろう？ 私利私欲で一族、家来を路頭に迷わした かな？

日本のはぶっ飛んだのがいないから裏切りのイメージで選んだんだろ

戦国時代に生きた人の善悪を現代人の価値観で断ずるのは詮無きこと。
裏切り者が悪人とされるのならそれこそ全員悪人レベル。
戦国大名は皆下克上でのし上がってるんだから。
光秀はすぐ討たれたから「謀反人」としての側面が目立つだけ。
もし光秀が秀吉に勝って天下統一したり幕府を開いていたら英雄として評されただろう。

もし、間違いだったら謝罪と賠償やなw